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看板 TheBigFly
作者 tobiko(飛子)
標題 [轉錄][試譯] 魔王勇者9話 名演說聽寫+翻譯
時間 2020年02月28日 Fri. PM 11:11:07



https://www.youtube.com/watch?v=dfs6GcTnj2A
 



私は…私は魂を持つ者として、皆さんに語らなければならないことがあります。
我身為一個有靈魂的存在,有件事得向大家說。

私は…私は実は農奴の子として生まれました。
我其實是農奴出身。

私は七人の兄弟姉妹の三番目として生まれました。
是兄弟姊妹七人當中的老三。

兄は農作業(のうさぎょう)中に腕を折り、そのまま衰弱して捨て置かれました。
我的哥哥在農務時傷了手腕,就這麼日漸衰弱至死。

姉はある晩、地主に召し出され、帰りませんでした。
我的姊姊在某個夜晚被地主叫出門,從此再也沒有回來。

冬のよく晴れた朝、一番下の弟は冷たくなったままとうとう目を覚ましませんでした。
而在某個冬日晴朗的早晨,我最小的弟弟身體變得冰冷,從此再也沒有睜開雙眼。

疱瘡(ほうそう)にかかった兄弟もいます、私は何もできなくて、生き残ったのは私と
妹だけです。
兄弟姊妹中還有個患了天花,我也束手無策。最後存活下來的,只剩下我和一個妹妹。

ある時、逃げた私達に転機が訪れて、それは運命の輝きと思っていましたが、私はずっ
と悩んでいました。
有一天,生命的轉機造訪了逃離家園的我們,我一直認為那是命運的光輝,但同時也不斷地為此
感到煩惱。

ずっと…ずっと…。
一直在煩惱…

運命は暖かく、私に優しくしてくれました。
命運待我是如此和煦且溫柔

「安心しろ、なんとかしてやる。」
「安心吧,一定會幫助你的。」

しかし皆さん!
但是各位!

貴族の皆さん!兵士の皆さん!開拓民の皆さん!そして、農奴の皆さん!
各位貴族!各位士兵!各位開拓民!還有各位農奴們!

私はそれを拒止しなければなりません!
我必須拒絕!

あんなに恩のある、優しくしてくれた手なのに。
雖然是一雙對我有恩又溫柔的雙手

優しくしてくれたからこそ、拒まねばなりません。
但正因為如此,我必須要拒絕!

私は人間だからです!
因為我是人!

私は自信がありません。この体の中には、卑しい農奴の血が流れているじゃないか、お
前は所詮、虫螻(むしけら)同然の人間もどきじゃないかと。
我並不是個有自信的人。我總是想著,在我體內流著的就是低賤的農奴的血吧、再怎麼樣
,反正只是個螻蟻般的人類擬似物罷了吧!

だからこそ、だとしても私は人間だと言い切らねばなりません。
正因如此,就算如此我也必須肯定地說,我是個人。

なぜなら、自らをそう呼ぶことが人間である最初の条件だと、私は思うからです。
因為我認為,自認為是人,正是身為一個人的先決條件。

夏の日差しに頬を照らされる時、目を瞑(つむ)ってもその恵みが分かるように、胸の
内側に暖かさを感じたことはありませんか?他愛のない優しさに、幸せを感じることは
ありませんか?それは皆さんが光の精霊の愛子(いとしご)で、人間である証明です。
就像當夏日的陽光照耀著臉頰,閉上眼睛也能了解的那份恩惠一般,各位有體會過胸中的
暖流嗎?曾經因為那純潔無垢的溫柔而感到幸福嗎?那正是大家都是光之精靈所愛的子民
,也就是人類的証明。


使者:「やめろ!異端め!」
使者:「住口!妳這異端!」


異端かどうかなど、問題にもしていません。
是不是異端都無妨。

私は人間として、冬越し村の恵みを受けた者として、仲間に話しかけているのです。
我作為一個人,作為一個曾受惠於冬越村的人,正在對同伴們說話。

皆さん!望むこと、願うこと、考えること、働き続けることをやめてはいけません!
各位!不可以放棄希望,不可以停止許願,不可以放棄思考,更不能停止工作!

聖霊様はその奇跡をもって人間に生命を与えてくださり、その大地の恵みをもって財産
を与えてくださり、その魂の欠片をもって私達に自由を与えてくださいました。
聖靈以奇蹟給予人類生命,以大地之恩惠給予人類財產,更以靈魂的片段給了我們自由。


婦人:「自由?」


そうです。それはよりよき行いをする自由、よりよき者になろうとする自由です。
是的。那是讓我們行使更好的行為之自由,成為更好的人之自由。

聖霊様は完全なる良きものとして、人間を作らずに、毎日少しずつ頑張るという自由を
与えてくださいました。
聖靈作為全善的存在,公平地給與了每個人每天一點一點地努力的自由。

それが喜びだから、だから楽するために手放したりしないでください。
這便是喜樂,所以不要貪圖輕鬆而放棄這份自由。

聖霊様のくださった贈り物は、たとえ王でも、たとえ教会であっても、侵すことのでき
ない神聖な宝物なのです!
這聖靈所給予的神聖寶物,就算是王,就算是教會,也不能輕易侵犯。


使者:「異端め!その口を閉じろ!」
使者:「異端!給我閉嘴!」


私は人間です!もう私はその宝物を捨てたりしない!もう虫には戻らない!
我是人!我再也不會將這份寶物給捨棄了!我再也不要變回螻蟻!

たとえその宝を持つのがつらく苦しくでも、あの暗い微睡みには戻らない!
就算這寶物拿起來艱難又辛苦,我也不要回到以前的昏昧不明!

光があるから。
因為在那兒有著光芒。

優しくしてもらえたから。
會溫柔待我。


使者:「この異端の売女(ばいた)めに石を投げろ!何をしているのだ!石を投げない
者は全て背教者だ!」
使者:「給我向這個賤人丟石頭!你們還在幹什麼!不給我丟石頭的都算叛教者!」


投げようと思うなら投げなさい!この狭く冷たい世界の中で、家族を守り、自分を守る
ために石を投げることが必要なこともあるでしょう。
想丟的話便丟吧!在這個狹小冷淡的世界中,也會有為了保護家族、保護自己而不得不丟
石頭的時候吧。

私はそれを責めたりしない。
我不會因此而責怪你們。

その判断の自由もまた人間のもの。
人類有判斷的自由。

その人の心が流す血と同じだけの血を、私はこの身をもって流しましょう!
我將以此身流出和丟我石頭的人心中所流的相同之血!

しかし、他人に言われたから、命令されたからという理由で石を投げるというのなら、
その人は虫です!
但是,那些聽從他人之言,以被命令為理由而向我投石的,不是人而是螻蟻!

自分の意志を持たない、聖霊様に与えられた大切な贈り物を他人に譲り渡して、考えた
ことをやめた虫です!
沒有自己的意志,將聖靈所給予的重要寶物交給他人,是放棄思考的螻蟻!

それがどんなに安らげる道であっても、宝物を譲り渡した者は虫になるのです。
不論那將是一條多麼安樂的道路,將寶物交給他人者與螻蟻無異。

私は虫を軽蔑(けいべつ)します。
我藐視螻蟻。

私は虫にはならない。
我絕不成為螻蟻。

私は…私は人間だから!
因為…我是一個人!


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※ 作者: tobiko  時間: 2020-02-28 23:11:07  來自: 59-115-202-186.dynamic-ip.hinet.net
※ 編輯: tobiko 時間: 2020-02-28 23:42:15 (台灣)
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